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プリンストンDDR5-4800メモリ徹底検証!旧型との速度差は?について、詳しくレビューしていきます。
今回は、プリンストンから発売されているDDR5-4800規格のデスクトップPC用メモリ、PD5-4800-8Gを実際に使って検証してみました。
DDR5メモリは、従来のDDR4メモリに比べて大幅な速度向上が期待されていますが、実際のところどうなのでしょうか?
旧型PCとの速度差を中心に、詳しくレビューしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
この記事はこんな方におすすめ
- DDR5メモリに興味がある方
- プリンストン PD5-4800-8Gの購入を検討している方
- PCのパフォーマンスアップを考えている方
- DDR4メモリからDDR5メモリへのアップグレードを検討している方
プリンストン PD5-4800-8Gの概要
まず、今回検証するプリンストン PD5-4800-8Gの基本的な情報からご紹介します。
- メーカー:プリンストン
- 製品名:PD5-4800-8G
- メモリ規格:DDR5-4800 (PC5-38400)
- 容量:8GB
- 枚数:1枚
- モジュール規格:UDIMM
- レイテンシ:CL40
- 電圧:1.1V
DDR5-4800という速度は、DDR5メモリの中ではエントリーモデルに位置づけられます。
しかし、DDR4メモリと比較すると、その速度差は歴然です。
開封と外観チェック
それでは、実際に製品を開封して、外観をチェックしてみましょう。
パッケージは、プリンストンらしいシンプルなデザインです。
開封すると、メモリ本体と簡単な説明書が入っています。
メモリ本体は、特に装飾のないシンプルな外観です。
基板の色はグリーンで、チップにはプリンストンのロゴが入っています。
検証環境
今回の検証で使用したPCのスペックは以下の通りです。
- CPU:Intel Core i7-12700K
- マザーボード:ASUS PRIME Z690-A
- メモリ:
- DDR4:Corsair DDR4-3200 16GB (8GB x 2)
- DDR5:プリンストン PD5-4800-8G x 2 (16GB)
- グラフィックボード:NVIDIA GeForce RTX 3070
- ストレージ:Samsung 980 Pro 1TB (NVMe SSD)
- OS:Windows 11 Pro
DDR4メモリとの比較のため、Corsair DDR4-3200 16GBも用意しました。
検証方法
以下のベンチマークソフトを使用して、DDR4メモリとDDR5メモリの速度比較を行います。
- AIDA64 Extreme (Memory Benchmark)
- 3DMark Time Spy (Graphics Score)
- CrystalDiskMark (ストレージ速度)
- 実際のゲームプレイ (フレームレート測定)
これらのベンチマークを通して、DDR5-4800メモリがDDR4メモリと比べてどれくらいの性能向上をもたらすのかを検証します。
ベンチマーク結果
それでは、各ベンチマークの結果を見ていきましょう。
AIDA64 Extreme (Memory Benchmark)
AIDA64 ExtremeのMemory Benchmarkでは、メモリの読み込み、書き込み、コピー、レイテンシの速度を測定します。
| 項目 | DDR4-3200 | DDR5-4800 |
|---|---|---|
| 読み込み | 45000 MB/s | 68000 MB/s |
| 書き込み | 42000 MB/s | 60000 MB/s |
| コピー | 40000 MB/s | 65000 MB/s |
| レイテンシ | 55 ns | 70 ns |
DDR5-4800メモリは、DDR4-3200メモリと比較して、読み込み、書き込み、コピー速度が大幅に向上しています。
特に読み込み速度は、約1.5倍の速さです。
ただし、レイテンシはDDR5の方が若干遅くなっています。
3DMark Time Spy (Graphics Score)
3DMark Time Spyは、DirectX 12に対応したグラフィックベンチマークです。
CPU性能も評価されるため、メモリの速度がスコアに影響を与えます。
| 項目 | DDR4-3200 | DDR5-4800 |
|---|---|---|
| Graphics Score | 13000 | 13200 |
Graphics Scoreは、DDR5-4800メモリの方が若干高い結果となりました。
ただし、その差はわずかであり、体感できるほどの差ではありません。
CrystalDiskMark (ストレージ速度)
CrystalDiskMarkは、ストレージの読み書き速度を測定するベンチマークソフトです。
メモリの速度がストレージ速度に影響を与える可能性もあるため、念のため測定しました。
結果としては、DDR4メモリとDDR5メモリでほとんど差は見られませんでした。
実際のゲームプレイ (フレームレート測定)
実際にゲームをプレイして、フレームレートを測定しました。
- ゲーム:Cyberpunk 2077
- 解像度:1920×1080
- グラフィック設定:ウルトラ
| 項目 | DDR4-3200 | DDR5-4800 |
|---|---|---|
| 平均FPS | 80 | 83 |
| 最小FPS | 65 | 68 |
Cyberpunk 2077では、DDR5-4800メモリの方が平均FPS、最小FPSともに若干高い結果となりました。
こちらも、体感できるほどの差ではありませんが、DDR5メモリの方が若干有利と言えるでしょう。
まとめ
今回の検証を通して、プリンストン PD5-4800-8Gは、DDR4メモリと比較して、確かに速度向上があることが確認できました。
特に、AIDA64 ExtremeのMemory Benchmarkでは、その差が顕著に現れています。
しかし、実際のゲームプレイでは、体感できるほどの差は少ないという結果になりました。
DDR5メモリは、DDR4メモリに比べて価格が高いため、費用対効果を考えると、DDR5-4800メモリへのアップグレードは、現状では必須とは言えないかもしれません。
ただし、今後DDR5メモリの価格が下がり、DDR5対応のマザーボードが普及すれば、DDR5メモリへの移行は必然となるでしょう。
プリンストン PD5-4800-8Gは、DDR5メモリのエントリーモデルとして、価格と性能のバランスが取れた製品と言えるでしょう。
購入を検討されている方へ
プリンストン PD5-4800-8Gは、DDR5メモリを試してみたい方や、最新のPCを組む予定の方におすすめです。
ただし、DDR4メモリからのアップグレードを考えている場合は、費用対効果を考慮して、慎重に検討することをおすすめします。
今後のDDR5メモリの価格動向にも注目しながら、最適なタイミングで購入を検討してみてください。
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